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加湿器が欲しい話

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人生にもっとも必要な事は何ですか?と聞かれたら、100人中100人の人が「潤い」と答えることに一切の疑念も無いわけですが、私の家は乾燥してカラッカラです。

引っ越してきて2年くらい。風通しが良いのか、地面が木じゃなくて石風な素材なのがいけないのか、とても乾いている気がします。でも乾いていることは爽やかということでもあるので、気にしていなかったのですが、最近、妻が風邪を引きました。ウィルスは湿度40%以下では活性化してしまうので、これは完全に乾燥のせいです。夫として、妻を守らなければならない。

私は立ち上がりました。そしてPCの前で座り、Amazonをポチポチします。そう、この時点で私はすでに、乾燥しているなら加湿器を買えば良いという天才的結論にたどり着いていたのです。見てみますと、加湿器にも色々ある様子。数千円クラスのものから、数万円の高級な一品まで。しかも、超音波式とか、加熱式とか、システムにも色々な違いがあるようで、どれが良いのかわかりません。

こういうのはやはりネット通販ではわからない、現物を見て、手にとって初めて本質に触れることができるわけで、ネット上では饒舌なのにオフ会に行ってみたら全然話さない人とかいるじゃないですか、まあ私なんですけど、そういうこともあるわけで、やっぱり実際に触れてみてこそ本質がわかるわけです。

たどり着いたのはヤマーダデン・キ⬆︎です。まだ咳が止まらない妻の姿を脳裏に、大丈夫だ、もうすぐ、もうすぐ俺が加湿器を買ってやるからと拳と財布を握り締め、家電コーナーをウロウロします。見ると、ホワーっと湯気が出ている加湿器がたくさん立ち並ぶ、加湿器コーナーがあるじゃないですか!すごい!枯れ果てたこの東京砂漠の中、この一角だけ潤いがすごい!まあ名古屋なんですが、とにかくウキウキして様々な加湿器を見て回ります。

ふーむふむ。これは超音波で?ふむ?これは?空気清浄機の機能までついてお得?えっこれは外出先から電波で起動できるんですか?どういう時にその機能いるのかな?と悩みながら物色していると、ハタと気がつきました。

私の家のリビング、部屋の中に部屋があるというか、二つの部屋がくっついたみたいな変な形で、扉全開放してると広いんですよ。どうも加湿器は、部屋の大きさごとにベストの畳数というのが決まっているらしく、当てはまるものがないのです。

私は悩みました。たとえ少しサイズが小さくても、今よりは湿度が上がるのでは?30%の湿度が、仮に目標の50%に至らなくても、45%になるのであればそれで良いのでは?いや、そうはならないのか?サイズが合わない加湿器では、例えば部屋の端っこだけモワモワと潤うけれど反対側はカラッカラとなってしまうとかそういう?でもそれは扇風機を付けたら良いのでは・・・いやそれは寒いか・・・。

熟考する中で、ふと私の目の前に一つの商品が現れました。それは、「湿度計」。そういえば、我が家の乾き果てた家の中は、果たして実際の湿度は何%なのか。一般的に40-60%の湿度がベストと言われていますので、もし実は35%くらいあるのなら、小さい加湿器でも十分かもしれませんし、いや実は20%くらいしかないのなら、やはりパワフルな業務用みたいな奴じゃないと歯が立たないのかもしれません。

敵を知るには、まず自分から。孫子の教えを胸に私はその湿度計を購入しました。3000円くらいして、これを買うなら小さい加湿器が買えたんじゃと帰りの電車の中で思いましたが、もう待ったなしです。加湿器を買いに行ったはずの旦那が嬉しそうに湿度計を買ってきた妻の視線をかいくぐり、ワクワクと湿度計をセット!!そこに表示された!我が家の湿度は!45パーセント!至適湿度!やったぁ我が家はもともと、快適空間!