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愛知県の自動車事故は本当に多い?

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愛知県は、毎年「自動車事故による死亡者数」が一番多い県です。ただ、今年は千葉県がそれに迫る勢いだとニュースになっていましたが、とにかくそういう県ですので、運転が危ないと認識されがち。私はまさに愛知県在住なので、私の運転はもしかして危ないのかと心配になるわけです。

でも、こういう話が出ると反対によく見かけるのは「愛知県は車の保有台数が多いから、事故が多いのは当たり前」「保有台数と自動車事故の死亡者の割合でいけばすごく安全な県」という愛知県実は安全説。

ネットで見てみますと、確かに車1台あたりの死亡者数はかなり少ないようで、ということは、愛知県は安全な県?とも考えられるわけですが。

しかし、車が多いから死亡者数が多くても仕方がない、だから安全という考え方も実感としてはおかしくて、それでいくなら、もともと犯罪者が多いから殺人事件が多くても仕方がない、犯罪者の数で割れば殺人は少ないから安心ですと言われても何のこっちゃとなるわけです。

 

そこで、知りたいのはやっぱり「人口当たりの自動車事故数」ですよね。人口当たりの確率ということは、つまりそのままそこに住んでいて自動車事故に合う可能性、と置き換えられるわけですから。

 

なかなかネットを探してもその通りの結果が見つからなかったので、2018年の各都道府県の人口と、自動車事故の死亡者数をもとにグラフを自作してみました。

 

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これをみますと、愛知県は右から8番目!

つまり、自動車事故で死んでしまう確率は、愛知県は全都道府県の中で8番目に低い!ということになるわけです。やった!愛知県はどちらかというと安全な県です!!

 

と、思いましたが、これはあくまで死亡者数。事故の件数ではありません。死亡しないにしても、当然事故にも出会いたくないわけですから、次は2018年の各都道府県別の自動車事故数と人口で、割り算をしてみました。それがこちら。

 

 

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これをみますと、愛知県は左から9番目!

つまり、事故に合う確率は全国に9番目に高いということで、まあまあ危険な県です。

やっぱり愛知県の自動車事故は多かったんや!

 

ということで、結論として、「愛知県に住んでいると、自動車事故に出会う確率はまあまあ高いけど、自動車事故で死んでしまう確率はまあまあ低い」ということになりました。愛知県、車線が多くて車線変更する機会が多い県だから、それが事故の多さにつながってるのかもしれませんね。